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ヴォルフスブルクが想定外の絶不調。長谷部誠の奮闘は、実を結ぶのか?

ヴォルフスブルクが想定外の絶不調。長谷部誠の奮闘は、実を結ぶのか?
引用元:Number Web 2011年12月26日(月)12時1分配信

 今季のブンデスリーガで開幕前の期待と実際の成績が最もかけ離れているのが、ヴォルフスブルクだろう。

「目標は優勝を含めた4位以上の成績を残し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得する」

 これがシーズン前にマガト監督の掲げた目標だった。3シーズン前にチームをクラブ史上初優勝に導いた監督が、開幕前から入念な準備を積んで、シーズンに挑むのだ。過去2シーズンは低調に終わったヴォルフスブルクの躍進を予想する声も小さくはなかった。

 ところがどうだろう。17試合を終えてヴォルフスブルクが積み上げた勝ち点はわずかに20。これは1997年に1部に昇格して以来、過去最低タイの成績だった。

 開幕前には息巻いていたマガト監督も、すっかりトーンダウン。

「我々は、残留を勝ちとらなければいけない」

 12月に入ってからは弱気な発言に終始した。

「監督が弱気? それはあるかもしれないね。これだけやられたら、そうなっちゃうだろうし……」

 ポジティブな発言の多い長谷部誠は、監督の発言に同情しつつも、こう付け加える。

「でも、監督の問題じゃないと思うんだよね。優勝してから2年半か……あれから、ずっとこういう感じだから。これはもう、選手の問題。チームとして何をやれるか、選手が考えてやらないといけない」

■今季の不調には、開幕前から伏線があった!?

 実は、不調の最初の原因は、開幕前に生まれていた。

 選手補強の失敗である。

 昨季は昇格したばかりのカイザースラウテルンで16ゴールを決め、鳴り物入りで加入したラキッチは前半戦10試合にプレーしてノーゴール。マガト監督の構想を外れており、この冬の移籍が噂されている。

 守備の要だったキアルは「このチームの守備のやり方は到底受け入れられないものだった」との捨て台詞を残して開幕後にローマへ移籍していった。

 韓国代表のク・ジャチョルは開幕後にハンブルガーSVへの移籍が決まりかけていたが、代わりとなる選手をとれなかったというお粗末な理由で残留した。

 南アフリカW杯ではドイツ代表のセンターバックのレギュラーを務めていたフリードリヒも、監督との見解の相違と怪我を理由に、9月に入ってから契約を解除。バルセロナからレンタル移籍でやってきたフレブも期待外れに終わった。

■前半戦17試合で、30人の選手を試したのだが……。

 マガト監督は試合によってメンバーを代えることで有名だ。

 レギュラーを固定せず、選手に緊張感を与えることで、選手の慢心を防ぎ、練習に緊張感を持たせる意図がある。しかし、前半戦のヴォルフスブルクに限って言えば、それがプラスに働くことはなかった。

 例えば、開幕から右サイドバックでは長谷部がプレーしていたが、その後はトレシュが起用された。そのトレシュが不甲斐ないプレーを見せたことで再び長谷部を右サイドバックに戻す。すると、今度は長谷部がヘルタ・ベルリン戦でドイツメディアに酷評されるパフォーマンスに終わってしまったことで、再びトレシュを右サイドバックでプレーさせることにした。

 期せずして中盤で起用されることになった長谷部は「中盤でのプレーは楽しいし、僕らみたいに中盤の選手がボールに激しくアタックしないと、(DFラインの)裏をとられる。その辺は、意識しないといけない」とモチベーションを見出しているのだが、右サイドバックのポジション一つとっても、チームとしての理想的な形を見いだせなかった。

 マガト監督は前半戦17試合で、合計30人もの選手を起用しているが、これはリーグで最多だ。起用された人数の選手もまた、ヴォルフスブルクの混乱を示すことになった。

■中盤でプレスが効いていないのに、DFラインが高い位置にある!?

 ピッチ上にも、不調の原因がある。

 守備の破綻だ。

 前半戦を終えた時点で、リーグで3番目に多い34失点を喫している。中盤から前の選手がプレッシャーをかけていないのにもかかわらず、DFラインはマガト監督の望み通りに高い位置をとる。対戦相手にしてみれば、攻略法は簡単だ。ヴォルフスブルクのDFラインの背後に広がるスペースをめがけて、パスを送ればいいのだから。

 とりわけ酷かったのが、アウェイでの成績だ。

 相手が攻撃的に来るアウェイゲームでは、守備の穴を面白いによう突かれてしまう。ホームでの平均失点は1.1点なのに対し、アウェイでは2.7点にまで膨れ上がっている。その結果、アウェイゲームでの成績は1勝1分7敗。積み上げた勝ち点はわずかに4で、リーグ最低。しかも白星をつかんだのはケルンとの開幕戦のみ。それ以降は惨憺たる結果に終わった。

■ウインターブレイク中に、大幅な補強が無いと危ない。

 この事態を受けて、マガト監督はこの冬に大幅な選手の入れ替えを示唆。

 クラブの実質的な親会社であるフォルクスワーゲン・グループのヴィンターコルンCEOも「当然、補強は必要となってくる」と語り、テコ入れが行なわれることになりそうだ。

 だが、前半戦では孤軍奮闘の活躍を続けたGKのベナーリオは前を向く。

「あくまでも僕らはヨーロッパのカップ戦出場権を手にするために戦っていく」

 そして、長谷部も現状を冷静に分析しながら、決意を口にする。

「俺としては、プロに入ってからこれだけ悪い時間というのは過ごしたことがないから。これほど状況が悪いまま、(移籍などで)ここを出られないなという思いもあるし。もちろん、どうやったら上手くいくか、チームを良い方向に持っていけるか、他の選手と飯食いながら、話し合いながら、やっているしね。まぁ、(そうした行動は)自分のためにもなると思っているから」

 リーグ前半戦は、過去最悪の日々を過ごしたヴォルフスブルク。後半戦の巻き返しを図ることが出来るのかどうか。すべてはウインターブレイク中に行なわれるキャンプを通した練習と、親会社も身を乗り出した補強戦略にかかっている。

(「ブンデスリーガ蹴球白書」ミムラユウスケ = 文)



欧州サッカー・ウインターブレイク前までを振り返る―長谷部誠
引用元:サーチナ 2011年12月26日(月)11時28分配信

 ヨーロッパの多くのリーグは年末年始のウインターブレイクに入った。ヨーロッパで活躍している日本人選手の多くも日本へ帰国している。

 日本代表の主将を務める長谷部誠が所属するヴォルフスブルクはリーグ12位でウインターブレイクに入った。監督を務めるマガトはリーグが始まる前に優勝をが目標であると語っていた。しかし、最近ではトーンダウンし、残留というフレーズも出すくらいになっている。

 そのようなチーム状況の中で、長谷部の状況も苦しい。日本代表でのポジションが守備的なMFであるように本来のポジションは中盤にある。しかし、ヴォルフスブルクでは右サイドバックで使われたことが多かった。その右サイドバックでもレギュラーに定着していたとも言い切れない。

 以前からヴォルフスブルクにおけるポジションは流動的であった。様々なポジションをこなせるユーティリティ性を買われているともいえるが、そこにはチーム事情、監督事情がある。

 マガト監督はあまりメンバーを固定化しない。競わせて選手の成長を促す意味もあり、頻繁にメンバーを代える。その中で長谷部は適材適所を常に探されているかの状況だ。

 第13節、対ハノーファー戦はそのような状況に対し、長谷部の適所を示した一戦であったと思う。長谷部が任されたポジションは4ー3ー3の中盤3人の一角。長谷部のパスから先制点が生まれ、フル出場を果たし、チームで最も走った選手でもあった。

 ブンデスリーガを制してから、その後は低迷しているヴォルフスブルク。当初の目標である優勝は現実的に非常に厳しい状況であるが、チャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ進出など、上位を窺うための目標は他にもある。その中で長谷部が本来のポジションで輝けることをウインターブレイク明けもまた見たい。



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