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ペルー戦での新システムは不発に。ザックジャパン、成長への足踏み。

ペルー戦での新システムは不発に。ザックジャパン、成長への足踏み。
引用元:Number Web 6月3日(金)12時1分配信

「我々が目指しているのは自分たちのサッカーを展開するところなのだが、きょうはこれまでの試合と比べて、少しそれができなかったように思う」

 キリンカップ初戦、ペルーとの一戦を0-0で引き分け、アルベルト・ザッケローニは消極的な試合内容を残念がった。

 この試合のテーマに置いたのは「新しいシステムがどこまで機能するか、今回初めて招集した選手がどれだけ試合でやれるのかチェックする」こと。指揮官は「うまくいかないことも想定内」としたものの、不満の色を隠せなかった。

■新システム3-4-3は、結局不発に終わってしまった。

 南米の中堅国相手にテストした新システム3-4-3は不発に終わったと言っていい。サイドハーフに本来の内田篤人、前日に合流したばかりの長友佑都を外して、右に西大伍、左に安田理大を配備。しかしポゼッションしながら押し上げてくるペルーに対して、両サイドハーフが引き気味になって5バック状態になってしまった。ただ、西、安田ばかりを責めてもはじまらない。

「5バックにならないようにと考えてはいたんだけど、後ろに(マークを)受け渡すのも難しかった」とは西。サイドの裏をカバーするために横にずれる「スライド」も遅く、全体として後手を踏んだ感が否めなかった。

 サイドの攻防で押されてしまうと、どうしても攻撃が難しくなってくる。低い位置でボールを奪っても相手ゴールまでの距離が遠く、味方も近い距離にいないためにうまく連係が図れなかった。

■攻撃のイメージは共有できていたが、連係がまだとれていない。

 ザッケローニはこう指摘する。

「相手のサイドバックに対して数的優位をつくることができたはずなのだが……残念ながらそれはできなかった。サイドにスペースがあるのに、中へ中へと入ってしまったのが問題」

 岡崎がうまくクサビに入ってボールを落とし、チームとしてはタメをつくってサイドに展開しようとするのだが、どのタイミングでサイドを駆け上がってきてほしいのか、という意思疎通が図れていなかった。もちろん、サイドハーフのポジション取りが高く保てなかったことも理由のひとつ。「中に入ってから外を使う」というイメージそのものは共有できているのだが、中に入ってからの、その次のプレーにつなげられなかった印象を受けた。

■日本代表の悪癖、バックパスと横パスが再び出てきた。

 受け身に回ると現日本代表の悪癖でもある消極性が顔をのぞかせてくる。

 バックパス、横パスが多くなり、思考回路まで鈍くなってしまっていた。守備でもプレスが甘くなった。

 3バックの左ストッパーに入った伊野波雅彦は「相手の1トップに対してウチは3バック。余った一人を攻撃参加させるかどうかも曖昧だった」と臨機応変に対処できなかったことを悔やんだ。

 結局3-4-3は前半だけで変更せざるを得なかった。

 後半、従来の4-2-3-1に戻して流れはよくなったものの、チームに生じた消極性は完全に消えなかった。シュートも前後半通じてわずか5本に終わっている。

■チームが活性化した、森脇良太のひたむきなプレー。

 また、もうひとつのテーマであった新戦力も、強烈なインパクトを残した選手はいなかった。

 この日は西、安田に加えて関口訓充が先発で起用された。遠藤保仁からの縦パスに飛び出したシーンなど“らしさ”は見せたものの、メンバーに生き残るためにはまだまだ物足りない。途中出場した興梠慎三にしても同様だ。

 キャプテンの長谷部誠は「もっと伸び伸びやってほしいと思う」と新しく入ってきた選手に、積極的なプレーを求めるコメントを残している。

 そのなかで強いて評価できる選手を挙げるなら、後半途中に右サイドバックで起用された森脇良太だ。

 アジアカップから帯同して、やっとつかんだ国際Aマッチ初出場。ボールを必死に追い、意地でもチャンスに絡もうとした。「生き残りたい」という意思が強く感じられたプレーだった。彼が入ってから明らかにチームは活性化した。チームにスイッチを入れる役割は最低限、果たせていたように感じた。

■次のチェコ戦で、新システムを生かせるか?

 次戦は7日、強豪チェコを迎える。

 ここでも新たに入ってきた選手にチャンスが与えられることは間違いない。というのも、ザッケローニは9月のW杯アジア地区3次予選の初戦を念頭に置いているはずだからだ。

 シーズンが始まったばかりの欧州組は基本的にコンディションを上げている時期であり、フィジカルコンディションを重視する指揮官が国内組を積極的にメンバーに入れてくる可能性が非常に高い。

 ペルー戦でほろ苦デビューをした西も、前を見据える。

「これ(きょうの出来)を最低レベルとして、成長していければもっとよくなると思う。練習からチャンスをつかめるように一生懸命やっていきたい」

 3-4-3と新戦力のテスト。

 ザックジャパンの方向性を示す意味でも次のチェコ戦は極めて重要な意味を持つことになる。

(「日本代表、2014年ブラジルへ」二宮寿朗 = 文)



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