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ヴォルフスブルクが大改造の気配。長谷部誠の去就はどうなる?

ヴォルフスブルクが大改造の気配。長谷部誠の去就はどうなる?
配信元:Number Web 6月6日(月)13時5分配信

 リーグ最終節の当日、試合前のミーティングでスタメンから外されたヴォルフスブルクのジエゴは、会場を後にして帰宅するという暴挙に出た。

 残留をかけた大一番の前のタイミングだった。

 ヴォルフスブルクはホッフェンハイムを相手に逆転勝ちして残留を決めたものの、試合後にはチームメイトの落胆した声が聞こえてきた。

「あの行動は、ちょっと信じられない」(キャプテンのシェーファー)

「彼は悔しさを誤った形で表してしまった」(フリードリヒ)

 ジエゴがこのままチームに残ったとしても、4部に所属するヴォルフスブルクのアマチュアチームでプレーさせることをマガト監督は明言している。すでに移籍は決定的。移籍が実現するかどうかは、900万ユーロ(約10.5億円)と言われるジエゴの移籍金を支払うクラブが出てくるかどうかにかかっている。 

 マガトは中盤をダイヤモンド型にした4-4-2を好んでいるため、代わりにトップ下の選手を物色しており、トッテナムのクラニチャール、ウィーンのユヌゾビッチ、CSKAモスクワの本田圭佑などが候補に挙がっている。

■マガト監督との確執を抱える優勝メンバーの多くの去就は不透明。

 そんなヴォルフスブルクでは、今オフに大幅な刷新が行なわれそうだ。

 2シーズン前にリーグ得点王に輝き、リーグ優勝に貢献したグラフィッチにはすでに移籍の噂が上がっている。あるいは、DFラインならばどこでもこなし、中盤もサイドのMFやボランチでプレーすることの出来るリーターもケルンへの移籍が囁かれている。さらに、前回のマガト政権からフェーやケストナー監督の下で昨シーズンまでキャプテンを務めていたジョズエの去就も不透明だ。

 残留争いに巻き込まれたチームには血の入れ替えが必要。そんな理屈をもって、選手の入れ替えを説明することは出来ると思うかもしれない。

 ただ、今のヴォルフスブルクには、もう少し根深い問題が存在する。

■優勝した当時から埋まっていない、選手と監督との溝。

 チームが優勝した'08-'09シーズン終盤から、選手たちとマガト監督の間には大きな溝が存在していた。そして、当時の選手の多くは今季もチームに在籍している。

 '08-'09シーズンの終盤戦で、マガト監督がリーグ戦を直後に控えているのにもかかわらず、理不尽なほどの走り込みを命じたことがあった。鬼軍曹の異名をとるマガトらしいやり方だ。

 しかし、このときは「理不尽なトレーニングで疲労すると、直後の試合に影響が出る」と選手たちが束になって反発。ピッチ上で、選手たちとマガト監督による話し合いがもたれた。選手が個別にマガト監督に刃向かえば、干されてしまう。しかし、選手たちが束になった場合、彼らを一斉に干すことは出来ない。試合が成立しなくなるからだ。つまり、当時の選手たちは、鬼軍曹に対してストライキを行なったのだ。

■GM職も兼務することで選手の人事権も掌握するマガト監督。

 ピッチ上で選手たちの反発を受けたマガト監督は、「このことはチーム外の人間には言うな」と残して、この練習を終えてしまった。

 同様のことは今シーズンも起こっている。

 選手と対話して、練習の量を決める。合理的だ。しかし、対話をしたのは、選手とのコミュニケーションを重視するドルトムントのクロップ監督ではない。鬼軍曹のマガトなのだ。

 ヴォルフスブルクではGM職も兼務することで、選手たちの人事にも影響力を持っている。それは当時も、今も変わらない。

 しかし、選手たちが束になったことで、マガトは選手たちの要求を飲まざるをえなかった。強権を武器に、厳しい練習を課すマガトにとって、自分の言うことを聞かない選手を抱えるのは屈辱的だ。

■現在抱える選手の大半を放出しても不思議ではない。

 ちなみに、'07-'08シーズン、マガト監督が初めてヴォルフスブルクにやってきてからの2年間で、チームの主力メンバーの大半を入れ替えている。

 あるいは、'09-'10シーズンから指揮をとったシャルケでも、2年弱の間にGKノイアーとMFファルファンを除いて、ほとんどのレギュラーの顔ぶれが変わった。

 過去の例にならえば、マガト監督が現在の選手たちの大半を放出しても不思議ではない。

 また、ヴォルフスブルクの実質的親会社であるフォルクスワーゲン社にとっても、新たな選手を獲得する資金を捻出するのは難しいことではない。ヴォルフスブルクは、ドイツではバイエルンに次ぐ資金力を持つクラブだ。

 そして、同社とマガト監督は強いきずなで結ばれている。

■マガト監督がその人間性を高く評価する長谷部誠の動向は?

 そんな中、気になるのは、移籍が噂される長谷部誠の動向だ。

 ボランチとサイドのMF、サイドバックを高いレベルで務めるオクスは降格したフランクフルトを離れ、来季からはヴォルフスブルクでプレーすることになった。また、タイプこそ違うが、ポジション適正としてはオクスにそっくりな、シュツットガルトでプレーするドイツ代表のトレシュも、現在はヴォルフスブルクが狙っているという。トレシュの加入が決まれば、ポジションの重なる長谷部の去就にも何らかの影響があると思われる。

 ただ、一つだけ考慮すべきポイントがある。マガト監督が長谷部の人間性を高く評価している点だ。シャルケ監督時代、同じ日本人の内田篤人獲得をめぐり、「私は長谷部の例から、日本人の資質を理解、評価している」という趣旨のコメントを何度も残している。

 結局のところ、移籍問題は長谷部の意思にもかかわってくるだろう。どんなときでもチームに全力で貢献しようとする長谷部は、その人間性をマガトから高く評価されている。後は長谷部がマガト監督の目指すサッカーにやりがいや喜びを見出すかどうか。そこに去就の鍵はありそうだ。

 いずれにせよ、来シーズンの開幕の日に'08-'09シーズンの優勝メンバーの大半がいなくなっていても不思議ではないし、驚くことではない。

(「ブンデスリーガ蹴球白書」ミムラユウスケ = 文)



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